第27回 考えることが苦手な若手技術者に任せてみたい技術業務 日刊工業新聞「機械設計」連載

公開日: 2025年10月18日 | 最終更新日: 2025年10月18日

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日刊工業機械設計、第27回 考えることが苦手な若手技術者に任せてみたい技術業務

Image above was referred from 日刊工業新聞社「機械設計」HP

 

 

日刊工業新聞社の月刊誌である機械設計で、

 

若手技術者戦力化のワンポイント

 

という題目の連載の記事が2025年11月号に掲載されました。

 

 

 

題目は、

 

 

考えることが苦手な若手技術者に任せてみたい技術業務

 

 

です。

 

 

 

考えることが苦手=無能と決めつけてしまう技術者の気質

 

自分自身が技術者として企業に勤務していた頃を思い出すと、

やむを得ない部分もあるかと思いますが、何故か若手技術者はもちろん、

その育成にあたる元技術者のリーダーや管理職も、

 

 

考えることは技術者としての根幹であり、これができないと無能だ

 

 

と考える傾向にあります。

 

 

 

学校教育の基本にある学習指導要領の改訂諮問でも、

能動的学習が重要と考えられることを踏まえれば当然とも言えます。

 

 

個人的には皆が自ら考え、判断できるリーダーになるべきだ、

といった学校教育の方針や、それに引張られる企業の人材育成の方針は、

俯瞰して組織としての動きを考えた場合、副作用も大きいと感じています。

 

適材適所の考えもやはり必要です。

 

 

 

 

 

技術者と言えども全員が考えることが得意とは限らない

 

技術業界、企業の組織規模、年齢、性別に寄らず、

技術者と一言で言っても個人差は当然あります。

 

 

その中には考えることが苦手な方々も一定数います。

 

 

考えられずに固まってしまう方もいますが、考えたとしても的外れになってしまう、

メディアの媒体や生成AIのような詰めの甘い考えを、

そのままあたかも自分の意見のように述べる方々もいます。

 

 

このような技術者の方々は、客観的に見れば考えるのが苦手といえるでしょう。

 

 

皆が皆、技術者だからと言って考えるのが得意、

もしくはそのようなことに対応できるとは限らないのです。

 

 

 

 

 

基本的なコミュニケーション力と丁寧さがあれば考えることが苦手でも活躍できる技術業務がある

 

考えることが苦手な技術者を活かすよう法は無いか。

 

恐らく、表立っては言えないものの、部下である技術者たちを見渡して、

そのようなことを感じているリーダーや管理職の方もいるかもしれません。

 

仕事を与えないことで生じる浮いた社員の存在によって職場の雰囲気が悪化し、

他の社員にモチベーションの低下の影響を出すことを避けなければならないからです。

 

パワハラの観点からも、仕事を与えないという姿勢は避けなければなりません。

何より、そのような扱いを受ける技術者がつらい思いをするでしょう。

 

 

 

このような状況を打破する一つの方法を、

今回の連載では具体的なやり方含めて解説します。

 

 

 

 

 

 

 

日刊工業新聞社「機械設計」はこちらのページから購入することが可能です。

 

 

 

 

 

 

 

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