第34回 考える時間が無いとぼやく若手技術者に理解させたいこと 日刊工業新聞「機械設計」連載
公開日: 2026年5月12日 | 最終更新日: 2026年5月12日
タグ: OJTの注意点, お知らせ, 仕事の遅れる若手技術者, 技術者の自主性と実行力を育むために, 技術者人材育成, 連載・執筆・寄稿

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日刊工業新聞社の月刊誌である機械設計で、
若手技術者戦力化のワンポイント
という題目の連載の記事が2026年6号に掲載されました。
題目は、
考える時間が無いとぼやく若手技術者に理解させたいこと
です。
”考える時間が無い→自分の能力不足ではない”と強く主張したい若手技術者
若手技術者を含め技術者全体に求められるのは、
「技術的な発展や発見をすることで、企業の技術の前進に貢献すること」
です。
ここに対するアプローチは若手技術者が考える以上に大変多くの選択肢がありますが、
多くの若手技術者が必要とすると思い込んでいるのは、
「考える時間」
です。
技術者の普遍的スキルが不足し、技術業務の実践経験も少ない若手技術者が、
前出の貢献をするのはほぼ不可能です。
しかし成果を焦る向上心の高い若手技術者の中には、
「自分が組織に貢献できないのは、考える時間が足りないからだ」
という思考に陥る者が一定数います。
リーダーや管理職の様な組織上部の視点から見れば上記の主張に同意できる部分はあまり多くないと思いますが、
本気でそう思っている若手技術者もいるのです。
リーダーや管理職は、若手技術者のこの発言の心理背景に、
「若手技術者が組織貢献できないのは時間が無いのが原因であり、自分の能力不足では無い」
という考えが存在することに気が付くことが、技術者育成の観点から重要です。
技術者の普遍的スキルやその土台となる技術業務実践経験が不足する若手技術者が、
成果を出せないのは能力不足であると判断することは、
”その判断力さえ無い”ことを考えれば疑問に思うリーダーや管理職が多数だと思います。
ただ、当人は本気でそう思っているケースも珍しくないのです。
この状態に気が付けないと、若手技術者は”原因は外にある”という外的統制の思考の癖が進行し、
自らを見つめる内的統制の力が養えないという問題につながります。
※関連コラム
考える時間が無いという若手技術者の気持ちに寄り添い、少しだけ高い視点を提供するのが技術者育成でのポイント
前出の話を念頭に若手技術者に対し、
「組織貢献や成果を意識するには、スキルや経験が足りないので無理もない」
と直球で伝えるリーダーや管理職もいます。
これは妥当な対応であり、私自身もどちらかと言えば若手技術者の頃はそのようなことを言われた記憶もあります。
ただ技術者育成の”効率”を考えるのであれば、別のやり方もあります。
それが、
「考える時間の意外な捻出法の伝授」
です。
今回の連載では若手技術者に対する考える時間の捻出法の伝授に加え、
それをいい形で推進するために必要なリーダーや管理職自身の取り組みについても解説します。
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