栃木県庁における技術者の 企画力セミナー 実施
公開日: 2019年12月12日 | 最終更新日: 2019年12月12日
タグ: イノベーションと企画力, 講演/セミナー
https://ja-jp.facebook.com/Tochimarukun/
栃木県庁の依頼で登壇しているセミナーの第二回目が先週終わりました。
本セミナー登壇に関する情報はこちらをご覧ください。
前回は 企画力セミナー ということで、技術者にとって必須といえる企画力に注力した解説と、そのスキルの本質、課題を通じたご自身の現状のスキルについて把握いただきました。
技術者にとっての企画力については、「イノベーションと企画力」という名称でコラムを書いたことがあるのでそちらをご覧ください。
企画力に関する技術者のスキルは年々上がってきている印象
理由はよくわかっていませんが、技術者に企画力は少しずつですが着実に上がってきている印象です。
そして、そのスキルの高さは若い方に増えてきています。年代的な要因もあるかもしれません。
より具体的には、技術者の企画力判断の一つとなる、
「現段階の自らの実績は何か」
ということを述べられる方が多くなってきています。
この質問は一見簡単なようで、自らを客観的に見つめ、相手に対してそれをわかりやすく述べる必要があるため、専門性にこだわりすぎるとうまく説明することができません。
謙虚なのは例年同じ技術者固有の性格に由来していますが、何とか実績を述べようという気持ちが伝わってくるケースが増えています。
これは非常に良い流れです。
技術者としての実績や強みを活かしてどのような課題解決できるが表現できていない
これは例年通りできている方はほとんどいませんでした。
実績は言える、しかしそれを活用してどのような課題を解決できるのかという企画力の本質的な部分を表現できないのです。
技術者としての強みを活かしてどのような課題を解決できるか述べてください、と明確に要求しても表現できていませんので、もしかするとピンと来ていないのかもしれません。
これは、研究開発のテーマを企画する際、市場ニーズの把握やシーズの掘り起こしができないことを強く示唆しており、独りよがりな業務を行う典型的な流れです。
「技術者は課題の解決という所に自らの強みを活かす」
という基本が大切であるということを今回のセミナーでも感じていただければ、今後につなげられると思います。
次回のセミナーではプレゼンテーション力に関するセミナーを行い、いよいよ2020年2月6日に新規事業提案を行ってもらいます。
行政、金融、商社、メーカー等幅広い業種の方に聴講いただき、提案事業を是非軌道に乗せていきたいと思います。
技術者育成に関するご相談や詳細情報をご希望の方は こちら
技術者育成の主な事業については、以下のリンクをご覧ください: