新人技術者を指導する若手技術者を経由してきた仕事のアウトプットの質が低い Vol.086

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技術者を指導する方へおくる

 「若手技術者人材育成の悩み解決メールマガジン」Vol.086 2019/5/13

                        (隔週月曜日発行)

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<目次> ━━━━━━━━━━━━━━━━

・今週の「製造業の若手技術者育成ワンポイントアドバイス」

・編集後記

 

 

<今週の「製造業若手技術者育成ワンポイントアドバイス」> ━━━━━━━━━━━━━━━━

– 新人技術者を指導する若手技術者を経由してきた仕事のアウトプットの質が低い

という悩みについて考えてみます。

 

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今日のワンポイントは、

「新人技術者を指導する若手技術者を経由してきた仕事のアウトプットの質が低い」

という時には、

「指導を新人技術者ではなく若手技術者に対して徹底する」

ということを心がけてください。

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希望と不安を抱えながら入社した新人技術者。

彼ら、彼女らは専門性に対するこだわりを見せる一方、
社会人である技術者、研究者としてのスキルは高くありません。

 

そのため、新人技術者よりも数年の歴を持つ若手技術者を担当につけ、
その指導をさせるケースがあると思います。

 

ただ、数年の歴があるとはいえ若手技術者もまだ経験不足であることが多いのも事実。

 

指示事項に対する業務推進の方向性が間違っていた、
出てきた報告書で何が言いたいのかわからない、
といったこともあるでしょう。

 

このような場合、どのようにして指導したらいいのでしょうか。

 

 

指導として不適切なものから先に述べます。

 

それは、

 

「若手技術者を飛び越えて新人技術者を指導してしまう」

 

というものです。

 

頭を超えられてしまうと、
新人技術者を指導している若手技術者は、

 

「自分は何のために居るのか」

 

と思ってしまいます。

 

若手技術者と新人技術者をまとめて指導するというのも良くありません。

これを見ると新人技術者はその専門性至上主義をいかんなく発揮しながら、

 

「なんだ、先輩である若手技術者も知らないことが多いのだ」

 

と思ってしまうことで、若手技術者の指導に耳を傾けなくなってしまうでしょう。

 

このような状況を回避するためには、

「指導を新人技術者ではなく若手技術者に対して徹底する」

ということが最重要です。

 

育成効率を求めて若手技術者を飛び越えてはいけません。

 

自分がやるのと人を指導するのは違うスキルが求められる以上、
そのスキルを若手技術者が積むためにも、
新人技術者を指導するための指導を若手技術者に行うことが必須です。

 

新人技術者と若手技術者が活躍する土壌を醸成するためには、
相手がどれだけ若くとも社内での立場を尊重するという姿勢が肝要なのです。

 

技術者集団のスキル底上げをするためにも、
技術者育成の方法を若手技術者に指導するということが重要である、
ということを再度認識いただければ幸いです。

 

<編集後記> ━━━━━━━━━━━━━━━━

少し良いことがありました。

先週、某コンビニエンスストアで子供にアイスを買いました。

総額150円くらいです。

さて、帰ろうかと思ったらなんと500mLの新商品のビールが当選したとのこと。

その場で商品をもらいました。

150円以上のものが当たったということで、
コンビニに行って黒字になって帰ってきた印象です。

子供には、

「ね、アイス買ってよかったでしょ?」

ということを10回近く言われました。
ここぞとばかりですね。

いずれにしても、小さい幸せを感じた一日でした。

 

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・責任者名  FRP Consultant 株式会社 技術者育成事業部 吉田 州一郎
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